ドライアイ治療

ドライアイとは

ドライアイは、涙液の量や質の異常により、目の表面が乾燥する症状です。涙は目の健康を保つために重要な役割を果たしており、その機能が低下すると、目が乾燥して不快感や視力の低下を引き起こします。

現代のライフスタイル、特にパソコンやスマートフォンの長時間使用により、ドライアイの患者は増加しています。早期の診断と適切なケアが重要です。

症状

ドライアイの主な症状には、目の乾燥感、異物感、目のかすみ、赤み、目の疲れなどがあります。また、涙が出やすくなる場合もあります。これらの症状は、長時間のパソコン作業やエアコンの効いた環境で特に強く感じることがあります。症状が進行すると、視力の低下や炎症を引き起こす可能性があるため、早めの対応が求められます。

原因

ドライアイの原因は多岐にわたりますが、主な要因は涙液の分泌不足や蒸発の増加です。長時間のデジタルデバイス使用や空調による乾燥した環境、加齢、コンタクトレンズの使用、特定の薬の副作用がリスクを高めます。また、アレルギーや眼瞼の異常も影響を与えることがあります。日常生活での対策と専門的な診断が重要です。

治療

ドライアイの治療は、症状の緩和と原因の改善を目的とします。人工涙液の使用、目の休息、環境の改善などが一般的な治療法です。また、重症の場合は医師の指導のもと、涙液の分泌を促す薬や涙点プラグの挿入などの処置が行われます。日常生活での工夫と適切な治療によって、症状の改善が期待できます。

IPL治療

当クリニックでは、ドライアイの新しい治療法として、ルミナスM22 IPLシステムを使用した「IPL治療」を提供しています。

IPL（Intense Pulsed Light）は、目元に光を照射することで、炎症を抑え、マイボーム腺の機能を改善する治療法です。

これにより、涙の質が向上し、ドライアイの症状が劇的に改善されます。痛みが少なく、短時間で効果を実感できるため、忙しい方にもおすすめです。

IPL治療のメリット

• 非侵襲的: 皮膚に光を当てるだけの治療で、痛みが少ないのが特徴です。
• 効果的: マイボーム腺機能不全によるドライアイの症状を緩和し、涙液の質を改善します。
• 短時間: 治療は約10〜20分で終了し、日常生活に支障をきたしません。
• 即効性: 治療後、すぐに効果を実感できる方も多く、続けて治療することでさらに改善が期待されます。

IPL治療の流れ